cozyantique’s diary

書画・古美術・骨董〜近代現代美術とたまにニャンコ(愛猫)のこと♪

目先の向こうにある幸せ

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11月の店休日:10(火)・17(火)・24(火)

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昨日のJALに関する話題でちょっと脱線し仕事の話に触れました。



わたしが30歳を迎える少し前の事。

システム開発業務中心のITエンジニアだったわたしが尊敬するMさんという先輩がいました。3~4歳ほど歳が上なのですが、わたしの3倍以上仕事ができたと思います。

もちろん、3倍の時間仕事をしていたわけではなく、結果として3倍。

どこでもある話ですが、仕事ができる忙しい人に限って、更に仕事が寄って来る。


そんな中、難しい技術を取り入れる相談をしていたのですが、忘れられないのが社長の厳しい言葉。


『先輩に相談したり、質問したりする時間は、その先輩の時間を頂いているという事だ。』


決して、質問するな、相談するな、という意図だとは思いません。

重要なのは、同じ社員だとしても、先輩に相談できるという事、教えてもらうという事が当たり前の権利ではないという事。



昔から『聞くは一時の恥、聞かぬは・・・』と言いますが、聞く事は決してタダではないのです。



先輩の時間を頂いたからこそ、数倍返しの結果を出さねばなりません。





後日、社長と一緒に営業・プレゼンに出る事になりました。

営業の専門家とは異なり、営業のノウハウが不足している分、営業の方とは異なる対応や技術的なバックグラウンドに根ざした、説得力ある説明で、相手の理解や信頼を得やすいということ。


あるとき、異業種の小規模製造業の会社へ伺いました、案件を提案する側として。


一通り予定が終了し、社長と共に、迎送のタクシーに乗り込みました。

タクシーが走り出し、仕事が終わり、緊張を解いて安堵するわたしに、社長がボソッと声をかけました。


『後ろを振り向いてみろ。まだ、ああやって、まだ外で頭を下げているだろ。』


振り向いて目にしたのは、応対した管理職とその部下の方。

誰に指示されるでもなく、車が見えなくなるまで頭を下げてお辞儀をするという所作。
そのお辞儀がたとえ相手に気づかれないとしても。

見ている人は見ています。苦労の多い人ほど、心のひだに敏感?


後ろを気にせずにいたわたし。

そんな『イロハのイ』も知らなかったわたしが、小さな事を積み重ねていった経験。

名刺入れすらロクに持っていなかったわたしを想い、後日、社長から質素な名刺入れをプレゼントされました。


お金という報酬ではないけれど・・・むしろお金以外の報酬の多い方がこころの幸福感は増すかも。




『仕事を真剣にする』

それは、戦後も今も変わりなく、仕事を生きがいとして考える日本人の良いところ。

職業に関わらず、『楽してお金を稼ぐ』というのは、本来の日本人の価値観では無いと思うのです。




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